石原良純が原発再稼働主張で玉川徹氏と大激論「聞きたいけど原発再稼働ってダメ?」

タレントの石原良純と元テレビ朝日社員でコメンテーターの玉川徹氏が6日、「モーニングショー」(テレビ朝日系)に出演。日本のエネルギー問題をめぐって激論を繰り広げた。

この日は地球温暖化問題を取り上げ、最近、アルゼンチンにあるイグアスの滝が通常の水量の16倍に増えて危険な状態にあることや、水不足でパナマ運河が船の通行量を制限していること、また、日本各地で農作物や水産物の収量に変化が起きていることを取り上げた。

そんななか激論の火ぶたを切ったのは石原だ。日本の農業について今後は植物工場が増えると主張する玉川氏に対し、「植物工場はエネルギーがいる。日本のエネルギーはない。僕は玉川さんに聞きたいけど原発再稼働ってダメですかね?」と問いかけたのだ。

これまでも日本の原発稼働やエネルギー問題をめぐって激論を繰り広げてきた2人だが、これに玉川氏も即座に反応した。「今、エネルギーないっておっしゃいましたけど、再生可能エネルギーは地球のエネルギーですよ」と返すと、石原も「いや、再生可能エネルギーって言ったって、そりゃ足りないじゃないですか!」と反論だ。

当然、玉川氏も「足りなくないですよ。ポテンシャルは…」と返したところで、石原が「ポテンシャルとか言ってないで、3年後5年後までに何とかしなかったら」と言葉を遮るように主張したところで、今度は玉川氏が言葉を遮って「何でそんな近視眼的に見るんですか! これは10年、20年、30年の話ですよ」と言い返し、石原は「いや、違うと思う、僕は」と頑として譲らない。

一度は引いた2人だが、2人に挟まれる形で激論を見守っていたニューヨーク州弁護士の山口真由氏が、「過渡期のエネルギーとして、誰もそんないいエネルギーと思ってない原発をどうするかって話ですけど、10年単位ってなると、そのとき再生可能エネルギーって間に合うものなんですか?」と玉川氏に質問すると、再び石原&玉川氏の激論がスタート。

玉川氏が「今まで間に合わそうとしなかった結果がこうなってるって考えなきゃいけないです」と主張すると、石原は「今までの話はいいです。先の話をしないと」と真っ向対立だ。

これに玉川氏が「常にその論理なんですよ。今までずっとやらなかったことを、もうしょうがないじゃないか、過去のことなんだからって論理で、今までずっと来てるのが最大の問題で、これは5年後でも10年後でも…」と自論を展開。

すると、またまた石原が言葉を遮って「最大の問題はこれから先ですよ。今までやったことの反省は後に立って…」と主張し、これに玉川氏も「いや、反省しなきゃダメでしょ!」と言葉を被せて応戦。最後は司会の羽鳥慎一と気象問題の専門家が2人の激論を引き取って穏便にコーナーを終わらせた。