October 22, 2024

Uncategorized

今の日本で「現金払い」は損をしている…それだけでなく「害悪」になっている理由 記事によると… (前略) ・JCBが行った実証実験によると、レジでの会計時における現金決済の所要時間は、キャッシュレス決済よりも16秒遅いそうだ。たかが16秒と侮ってはいけない。ちりも積もればなんとやらだ。 全国のコンビニの1日当たりの総来客数は約4400万人に及ぶ(約5万5000店)。 そしてその半数以上がいまだに現金払いだという。となると、それによって被こうむる1日当たりの時間損失は、コンビニ全店総計でゆうに6000時間を超えるわけだ。特に駅前や繁華街にあるような客足の途切れないコンビニでは、現金払いの対応が大きな負担となる。そのぶん人件費がかさむのだ。 もちろんそれはコンビニにかぎった話ではない。スーパーにしろドラッグストアにしろ、レジ会計の頻度が高い業種にとって現金払いは厄介だ。つり銭の管理も大変だし、レジ締め作業も煩瑣になる。 ただでさえ日本は人手不足だ。そのかぎられた労働力を現金信者が食い散らかしている。業務の省力化を阻んでいるのである。つまり日本の生産性向上の足を引っ張っているのだ。 「キャッシュレスだとお金を使っている実感がない。だからつい使いすぎる。それが怖い」現金信者はだいたいそんなことを口走る。 現金払いならその場で使ったお金はなくなる。でもキャッシュレス払いはそうではない。あとでカード会社からまとめて請求される。その後払いが怖い。そんな理屈である。意味不明だ。大の大人が情けない。なににどう使ったのかという買い物の感触で、その月の出費がどれくらいになるかは容易に予測がつくだろう。 後払いだからといって浪費してしまうような人は、そもそも金銭感覚がおかしいのである。キャッシュレスうんぬん以前に、自分の経済観念の心配をしたほうがいい。無駄遣いしない。衝動買いしない。それさえ守ればいいのだ。小学生でもわかる。 「キャッシュレスだと不正利用が心配」そう眉をひそめる現金信者もいる。不憫だ。典型的な情報弱者である。 電子マネーで不審な取引があると、決済事業者(クレジットカード会社など)が本人にアラートで知らせてくれる。場合によっては不正利用の被害がないかどうか電話で確認がくる。そして不正利用があったならカード会社が補償してくれるのだ。 かたや現金だとそうはいかない。紛失や盗難にあっても追跡するのは困難だ。安全性の面でも電子マネーのほうが有効なのである。 ようするに現金信者は雰囲気で現金を信奉しているにすぎない。なにもわかっていないのである。現金払いを貫こうがキャッシュレス決済の運用コストを負担しなければならないという事実。そしてその負担はキャッシュレス派よりも大きいという事実。どちらもわかっていないはずだ。 客がキャッシュレス払いをすると、お店は決済事業者に手数料(決済金額の3~10%)を支払う必要がある。となると、とうぜんお店はその決済手数料分を上乗せして商品価格を設定するだろう。客は「商品の本体代金+決済手数料」を実質的に支払うわけだ。キャッシュレス払いだろうが、現金払いだろうが支払うのである。 ただしキャッシュレス払いの場合、そこで1%前後のポイント還元を得られる。つまりそのぶん手数料負担は減る。一方、現金払いの場合、ポイント還元はない。 現金払いは明らかに損である。キャッシュレス派の手数料を肩代わりしているのだ。...
G-2WHPYJX3Q6