電子レンジを使う時、気を付けていることはありますか。
近年では、電子レンジだけでできる料理もあるので、よく使っている人もいるかもしれません。
便利な一方で、間違った使い方をすると火災につながり、命の危険もあります。
市岡元気(いちおか・げんき)先生は、自身のYouTubeチャンネル『GENKI LABO』で電子レンジの危険性を訴えました。
電子レンジに入れると燃えるものは?
2019~2023年までに510件ほど起きている調理家電の事故の中で、最も事故が多いのは電子レンジだといいます。
以前、GLUGLUでも紹介したことのある『独立行政法人 製品評価技術基盤機構』の協力のもと、電子レンジに入れてはいけないものをランキング形式で発表。
自分自身や、大切な人の身を守るために一度目を通しておくと安心ですよ。
卵やブドウを電子レンジに入れると燃える
電子レンジには、マイクロ波を発生させる装置があります。電気と磁力の波『電磁波』が出て、水分子を揺らして摩擦熱で温まる仕組みです。
卵を電子レンジに入れてしまったことのある人はいるでしょうか。
卵の殻が付いたまま熱すると、水分が蒸発して風船が割れるように一気に爆発するのだとか。ウインナーなど、殻や膜のあるものも注意が必要だといいます。
ブドウは、2粒を電子レンジに入れると、ブドウの大きさがマイクロ波の波長に合い、プラズマが発生して燃えるのだそうです。
あまりブドウを温めることはないかもしれませんが、覚えておきたいですね。
飲み物はオートモードで温めないで!
コーヒーも注意が必要で、飲み物を温めるためのモード以外での使用は危険です。
液体が沸点に達しても沸騰せず液体の状態を保つ『加熱状態』になると、コーヒーの粉などを入れた時に爆発することがあります。
スプーンやお茶の粉などでも同じ事故が起こることがあるそうです。
電子レンジに、注意事項が書いてある場合もあるので、よく見てくださいね。
また、雨に濡れたノートなどを早く乾かそうと電子レンジに入れるのも注意です。
濡れている状態では燃えませんが、乾いた後も熱し続けると紙が炭化して燃えることがあるそうです。
紙皿やキッチンペーパーも、加熱しすぎないように気を付けてください。
クッキーを袋ごと電子レンジに入れると危険
電子レンジに入れてはいけないもの1位に選ばれたのは、クッキー。
温めるとおいしくなるクッキーもありますが、包装紙ごと温めると、燃える可能性があります。
金属がないと思っても、袋の内側がアルミでコーティングされていると、燃えてしまうのです。
ほかにも、日常でよく使う物が『電子レンジに入れてはいけないものトップ10』にランクインしていました。
事故がないように、トップ10に入っている物を確認しておきたいですね。
出典:GENKI LABO